わくわくする日々を、てくてくと。

わくわくする毎日をつくりたい。家事と育児とすきなこと。

2020年 こどもと一緒に読んだ児童書たち

今年もついに大晦日ですね。

 

今年は例年とは違うことも色々と起きて、戸惑うことが多い1年でした。

それでも家で過ごす時間が増えたことから、家での過ごし方を見直してみたり、お菓子作りやパン作りに挑戦してみたり……新しいことにも挑戦できました。

子供との遊び方などを工夫する機会にも、なったかなと思っています。

 

いろんなことがあった1年でしたが、今年を振り返ったとき、我が家の大きな変化のひとつが、こどもと一緒に児童書を読むようになったことでした。

 

もともと色々な絵本を一緒に読んでいましたが、少しずつ、物語を楽しむということができるようになってきた様子だったので、今年は児童書も何冊か、一緒に読んでみました。

 

今年、こどもと一緒に読んだ児童書を、まとめてみたいと思います。

 

 

『ノラネコぐんだんと海の果ての怪物』

うちの息子にとって、はじめての児童書はこの本でした。

以前に購入した雑誌kodomoeの付録として、この物語に出会いました。

 

もともと「ノラネコぐんだん」シリーズは、親子ともに大好きで、絵本を何冊も一緒に読んでいます。

絵本で慣れ親しんだキャラクターが登場するからなのか、息子は、文字の多い物語でも集中して読み聞かせを聴いてくれました。

 

ただ、昨年までは一緒に読むとじーっと聴いてくれてはいたもの、絵よりも文字の多い本の内容は、どこまで伝わっているのかちょっと不安でした。

でも今年になって、この本を一緒に読んだとき、子供が物語の内容についてコメントや感想をぽつっと呟いてくれて、内容を理解している様子だったので「それなら他の児童書も一緒に読めるかも……?」と思って、他の本も一緒に読んでみることに。

児童書にチャレンジしてみる、きっかけにもなりました。

 

絵本で親しんだノラネコぐんだんの冒険物語は、児童書への入り口に、とてもぴったりで、嬉しかったです。

 

*我が家は雑誌の付録としてこのお話に出会いましたが、その後、単行本として出版されています。

ノラネコぐんだんと海の果ての怪物 (コドモエのほん)

 

 『エルマーのぼうけん』シリーズ

『ノラネコぐんだんと海の果ての怪物』の次に読んだのは、エルマーのぼうけんシリーズ3冊。

毎晩、眠る前に1章か、2章ずつ。

絵本のように1冊まるまる一度に読むのは難しいので、「今日はおはなし1つ(1章)だけね」「今日は◯ページまでね」と約束してから読み始めました。

 

子供の頃、私もこのシリーズの1作目を読みました。

『エルマーの冒険』は何度読んでも、とてもワクワクして、表紙と裏表紙の見返しに描かれた地図に、胸を踊らせたことを覚えています。

 

私が読んでいたのはシリーズの第1作目だけでしたが、今回、子供と一緒に3作目まで、はじめて読みました。

毎晩、「続きはどうなるかな?」と子供と話してワクワクしたり、「今、地図のどこにいるかな」と地図のページを開いて確認したり……おとなの私にとっても、楽しい時間でした。

子供のときには1作目しか読んでなかったこともあって、”りゅう”の印象は、なんだかとても、神秘的で不思議な生きもののように感じていましたが、大人になって読んでみたら、りゅうは案外、コミカルで可愛らしくて、素適です。

特に2作目以降、りゅうとエルマーが出会ってから共に旅をするなかで、りゅうが見せる表情は、どこかとぼけていて、可愛らしい。

食べ物の好き嫌いや自分の食欲にも忠実で……ああ、ほんとうに「こども」のりゅうなんだな、という印象です。

「りゅう、かわいいねぇ」と、子供と一緒に笑いながら読みました。

 

冒険物語を、少しずつ、こどもと一緒に読み進めていくのは楽しかったです。

エルマーのぼうけんセット (世界傑作童話シリーズ)

 

 

『スパゲッティがたべたいよう』

次に読んだのは、角野栄子さんの”小さなおばけシリーズ”の1作。

食いしん坊なおばけのアッチが、トマトソーススパゲッティを食べたくて試行錯誤するお話です。

おばけのアッチはおもしろくて、かわいらしい。

子供と一緒にケラケラ笑いながら読みました。

 

文字も大きめでさっと読めるので、とっても読みやすい本でした。


この本を読んでから息子が、トマトソーススパゲッティを食べるときに「アッチといっしょだね」と言いながらニコニコしていて、なんだか嬉しかったです。

スパゲッティがたべたいよう (ポプラ社の小さな童話 6 角野栄子の小さなおばけシリーズ)

 

 

『水曜日の魔女』

これは私が、以前から読んでみたいなと気になっていた本。

この本のシリーズは、たくさんの作品が出ていますが、どの本も表紙のデザインがとびっきり可愛い!

ラメを使用したようなキラキラしたデザインが、まるで魔法の本のようでワクワクします。本棚にずらっと並べたいなぁと思う、素適なデザイン。

魔女や魔法の出てくる物語が好きな人は、きっとワクワクするシリーズだと思います。

 

このお話は、女の子がとある魔女と、そして魔法の道具と、出会う話。

 

あとがきには作中に登場する食べ物「マカロニチーズ」の作り方が書かれていて、それがとっても簡単だったので、子供と一緒に作りました◎

水曜日の魔女 (魔女の本棚 2)

 

 

『わかったさんのクレープ』

「わかったさん」シリーズは、子供のときに私が好きだった本で、図書館でも借りて読みましたが、この1冊だけ購入して、手もとにずっと持っていました。

クレープをつくるこのお話は、いろんな物語のモチーフが登場するのが、楽しいです◎

わかったさんのクレープ (わかったさんのおかしシリーズ)

 

 

『こまったさんのグラタン』

「わかったさん」を読んだあと、「こまったさん」もいるんだよと子供に話したら、「こまったさんも読みたい!」というので、「どのお料理の本にする?」と子供と相談して「グラタン」の登場する本を読んでみました。

息子は、九官鳥のムノくんのおしゃべりがお気に入り。

この本に書かれている方法でグラタンをつくりたい!というので、子供と一緒に台所に立って、グラタンづくりもしました。

 

これまで玉ねぎを切るときは「目が痛くなるからイヤー!」と避けていた息子が、「僕が玉ねぎを切る!」と言ってくれて、私が手を添えながらですが、はじめて玉ねぎのみじん切りにも挑戦してくれました。

ワクワクした気持ちが、新しいことにもチャレンジさせてくれる……物語のちからってすごいなぁと思った出来事です。

 

こまったさんのグラタン (おはなしりょうりきょうしつ (6))

 

まとめ 

 今年、子供と一緒に読んだ児童書から、特に印象深かったものをまとめました。

こうしてみると「食べ物もの」に関するもの、多いですね。

(私が食いしん坊なせいかもしれません……)

 

でも、赤ちゃんのころから少食気味だった息子が、少しずつ食べ物に興味を持ってくれるようになり、物語に出てくる料理を一緒に作ったり、「これあの本にでてきたごはんだね〜」なんて話をしたり……そんなことができるのは、ありがたくて、嬉しいです。

 

絵本も、児童書も、素適な本にたくさん出会えた1年でした。

 

来年もいろんな物語に、子供と一緒に出会えていけたらいいなぁと思っています。

 

 

どうかどうか、新しい年が、すてきな1年になってゆきますように◎