大人も子供も、何度も読めて楽しい!ゲーム絵本『ドラゴンをさがしに』
今年も子供と一緒にいろいろな本を読みましたが、その中でも特に「これ、とっても面白いなぁ!」と思った仕掛け絵本があります。
それは、ゲーム絵本『ドラゴンをさがしに』。
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*取り扱い店:すごろくや 楽天市場店
この絵本は、フランス発の「だいぼうけんに でかけよう / Ma Première Aventure」シリーズの第1作目になります。
今年、ボードゲーム専門店のすごろくやさんから、日本語版が発売されました。
この絵本では、物語の選択を「読み手」が行います。
複数のキャラクターのうち「どのキャラクターとなって冒険に出かけるのか」から始まって、物語が展開していくなかで出てくるいくつもの「あなたはどうする?」という問いに答えながら、冒険を進めていくことになります。
絵本のなかにはページが3分割になっている部分があり、選択肢の選び方によってページのめくり方が変わり、物語の内容も変化していきます。
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何通りもの展開が用意され、「次はどの子になって冒険にでかけようかな」「この質問で別の答えを選んだらどうなるかな」とわくわくしながら、何度も読んで楽しめます。
この絵本が手もとに届いてから、何度も子供と一緒に読みましたが、いろいろな展開が楽しめて、本当におもしろいです◎
絵本の4隅には、持ち物や、途中でおきたトラブルについて記録する円盤がついています。
そのため、メモ帳などを用意せずに、この絵本ひとつで「どのアイテムを手に入れたか」などの状況を、すぐに確認できるようになっています。
(このシステムが本当に秀逸で、素晴らしいです!)
語りかけてくれるような、親しみやすい訳文も、素敵です。
この絵本を知ったきっかけは、子供がゲームで遊ぶようになったことでした。
ウキウキと楽しげにゲームを遊ぶ息子を見ていて、ふと、子供のころに読んだ「ゲームブック」を思い出しました。小説や漫画の形式で、選択肢によって「次は〇〇ページへ」と書かれている指示に従って物語を楽しんでいく本です。
あんなふうにゲームみたいに物語の展開を選べる本があったら子供が喜んでくれるかなぁ……と思って調べたとき、この絵本のことを知りました。
実際にこの絵本が手もとに届いたら、思っていたとおり、息子もとっても喜んで、何度も「読んで!」と言ってくれましたし、大人の私も、読んでいてとてもわくわくします。
一緒に相談しながら、「どうする?」と決めていく読み聞かせは、お互いに話がはずんで、とても楽しいです。
(子供のころに読んだドラえもんのゲームブックも、いま子供と一緒に再び読みたいなぁと思っているのですがそちらは絶版のようで手に入らず……切ないです。いつかどこかでまた、読めたらいいなぁ……)
つい先日、ふと気づいたら、子供がこの絵本を手にとって、ひとりで静かに読んでいました。
そのときのことは、こちらのnoteの記事に、書いています。
親子で一緒に相談しながら冒険を楽しむ時間を。
子供がひとりで本の世界と向き合う、きっかけとなる瞬間を。
この絵本がくれました。
私にとっては、とても思い出深い1冊になった絵本です。
この「だいぼうけんに でかけよう」シリーズには、他の本もあるようなので、いずれ、他のお話も読んでみたいです◎